モノづくりとは?アイデアが製品になるまでの全体像
モノづくりとは何か。企画から量産・販売までの流れと、各工程で必要になる会社・技術を、初めての人にも分かるように整理します。
モノづくりとは、アイデアを「同じ品質で繰り返し作れる製品」にすること
試作品を1つ作ることと、製品として届け続けることは別の仕事です。モノづくりとは、思いついたアイデアを、誰が作っても同じ品質で、決まったコストと納期で繰り返し作れる状態にまで育てる一連の活動です。
アイデアが製品になるまでには、大きく7つの段階があります。
製品ができるまでの7つの工程
- 企画:誰の、どんな困りごとを解決するのかを決める。
- デザイン:形・色・素材感・使い勝手を決める。
- 設計:形を、作れる図面とデータに落とし込む。機構・電子・ソフトに分かれる。
- 試作:実際に作って、想定どおりか確かめる。
- 評価:強度・耐久・安全・使いやすさを試験し、直す。
- 量産:同じものを安定して数多く作る体制を整える。
- 販売:届ける・保証する・問い合わせに答える。
各工程の詳細は、このシリーズの記事で順に解説します。
1社で全部やるとは限らない
製品づくりでは、工程ごとに得意な会社が違います。デザイン会社、設計会社、試作会社、加工会社、表面処理会社、組立会社、量産を担うOEM・ODM会社などです。自社に設備や人がなければ、これらをつないで進めます。
- OEM:依頼主の設計で製造を請け負う。
- ODM:設計から製造までを請け負い、依頼主はブランドと仕様を決める。
つまずきやすいポイント
- 試作は通ったのに、量産するとコストが合わない。
- 工程の順番が前後して、設計変更が連鎖する。
- 誰に何を頼めばよいのか分からず、見積もりの比較ができない。
まとめ
モノづくりは、技術の問題である以上に、順番と相手選びの問題でもあります。全体像を先に押さえておくと、どこで何を決めればよいかが見えてきます。